発電機を回さなくても暖がとれるFFヒーター(エアヒーター)をつけました。
アウトドアジュニアはオール電化です。発電機さえ回せば、何でもできます。冷暖房はインバータ ー式のルームエアコンでまかないます。
夏の暑さに対しては絶大な威力を発揮します。キャンピングカー用のルーフエアコンと違い、静かです。温度の微調整がききます。
ドライができます。タイマーも使えます。そして何より、屋根に重量物を積まないので車の安定性を損ねることがありません。
しかし、弱点もあります。それは家庭でもそうだと思いますが、暖房の際、暖気が上から出るので足下が少し寒いです。
特に風向を下向きにした場合、そこにテーブルがあるので暖気が遮断されます。風向を水平にするとバンクベッド方向は暖かいのですが、
やはりダイネットの足元は寒いです。
そこで、バンクベッドの所コーヒーメーカーの上に扇風機をつけて空気をかき回してみました。
何となく効果はあるのですが、決定打とはなりません。そこでセラミックヒーター(電気温風ヒーター)を積んでみました。
このようなことも想定して、あらかじめ足下にコンセントを増設してもらっています。
これはなかなか効果があって暖かいのですが、消費電力が大きいため発電機の回転がかなり上がってしまいうるさいです。
そこで、オール電化の思想に矛盾する面もあるのですが、lee社が最近オプションに設定したホワイトハウス社のFFヒーター
(エアヒーター)をつけてみました。(製品自体はドイツ製)
吹き出し口は電子レンジ下の物入れ(サブバッテリー室)の右下。扉を加工して吹き出し口をつけます。口が回転し、風向が変えられます。
エアヒーターは燃焼系の空気の流れと、暖房系の空気の流れが別系統です。なのでつけっぱなしでもだいじょうぶです。
暖房系の空気取り入れ口はステップの所にあります。
(この加工をしない取り付け方もあるようです)
スイッチは「虎の穴」のコンセントの前、バンクベッドから手の届く位置です。
(温度計は冷蔵庫の温度管理用)
左上のボタンを押して着火。ダイヤルを回して強弱調整。真ん中のボタンを押して消火。ただそれだけのシンプルな操作です。ただ、
着火時にかなり電気を食います。
着火前に12.8ボルト合った電圧も
着火時にはすーっと12.1ボルトまで下がって来ます。
これは消火時にも見られる現象です。なのでバッテリーの充電が不充分だったり、バッテリーがくたびれていると
(電圧があっても電流が出ない状態)着火ミスを起こします。他の車だとここでおしまいなのですが、ジュニアの場合発電機を回し、
充電しながら放電状態を作ってやると難なく着火します。(発電機不要のFFヒーターに、なんか矛盾ですが……)
さて、本体ですが、ステップの下に取り付けてあります。
私の場合進行方向に対し横長につけてあります。(90度違う付け方もあるようです)
本体をつけるためにステップには4ヶ所外科手術の後があります。
燃焼系の吸気は本体の前、外部コンセントの後辺りになります。
排気は後まで引っ張って、エンジンのマフラーの上辺りになります。
途中にサイレンサーを入れ、音を小さくしています。
使用感は非常に良いです。足下がポカポカします。バンクベッドの方へは少し暖気が回りにくいようですが、
しばらくつけていると暖まってきます。
いずれにしても、寒いところでお泊まりしてみないとはっきりしたレポートができません。
もう1つの注意点は、後付の場合燃料パイプを分岐で取っているので、走行中は使えないそうです。
(エンジンのインジェクションにガソリンを持って行かれてヒーターまで回らず消える)
新車時につける場合、タンクを下ろして別パイプの加工ができるので走行中可と言うことです。